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笹川陽平氏にもの申す
産経新聞4月3日朝刊正論の執筆者、笹川陽平氏に苦言を。

「たばこ千円は今や現実的選択」のタイトルの論文だが、笑止千万。それも言うなら「刹那的選択」「場当たり的選択」と言うべきではないのですか。

この論文では前半に、
・周りにも健康被害を招く・・・
・大幅値上げで少年の喫煙が抑制され、非行防止にもつながる
・禁煙推進は火災予防にもつながる
など、アンケートの声を紹介しているが何故こんな付録の効果を話のフリに持ってくるのですか。

あなたが言う「国債や借入金など国の債務残高が800兆円まで膨らんだ国家財政の現状を意識してのことである」なら、大幅値上げで9兆5000億円もの税収増になるのだという言わば本題がなぜ先に出てこないのですか。

それよりなにより、国家財政が危機的状況であるなら所得税や消費税など基本的な増税によるのが筋ではないのですか。
国家財政の窮状打開に喫煙者の懐をアテにするようなケチな考えを「正論」などとよくも書けたものだとあきれるばかりです。

昨今世を騒がしている道路特定財源にかかわる暫定税率の問題も結局同じことではないのですか。
本当に必要なものなら何故数十年も暫定などと言ってきたのか。こういう筋の通らぬやり方=その場しのぎの政治をいつまで続けるのでしょうか。

論文の最終章で国会の現状を「明日の日本より党や政治家個人のメンツ、利益が優先されているようにさえ見える」と書いておられるが、あなたも同じで「明日の日本より、今はたばこを千円にすればその場をしのげるではないか」と言っているに過ぎないのではありませんか。

この場でついでに「禁煙推進議員連盟」の先生方にも一言。
「たばこ農家に配慮するあまり活動が十分でなかった」とコメントしたとのことですが、馬鹿にするんじゃありませんよ。あなた方は一度でも喫煙者に何がしかの配慮をしたことがおありか。
国家財政救援のホープとして喫煙者に白羽の矢を立てるということ自体が狂っているが、その金ヅルには一言も無いというのはどういうことか。

筋が通らぬ。

論文を「たばこ値上げに対する国民の関心は高く・・・国会が主導して国民によく見える議論を進めれば、国会に対する信頼回復にもつながると確信する」と締めくくっておられるが、なんと国会の信頼回復までたばこをアテにするとは我々国民もコケにされたものです。

筋の通らぬ政治で健全な国家が成り立つはずがありません。
我々が見ているのは筋が通っているかどうかです。
馬鹿にしてもらっちゃ困ります。
| 時事慨嘆 | 12:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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